機内で忘れがたいひとときを

シンガポール航空 インフライトマネージャー(客室責任者)鈴木順子



「お客様にとって忘れがたいひとときを提供すること」

これはシンガポール航空の客室乗務員として勤務する鈴木順子にとって、仕事の中でも重要な役割りのひとつだと言います。

 

彼女にとって特に思い出深い経験は、92歳の女性の誕生日を機内でお祝いしたひととき。
「お客さまの満面の笑みは一生忘れられないでしょう。乗務員全員の心にふれる、とても美しい瞬間でした。」 

日本出身の彼女は、シンガポール航空では日本人初となるインフライトマネージャー(客室責任者)に昇進。
地上では客室乗務員の訓練生の育成にも携わり、日本路線を乗務するために必要となる基本的な日本語の表現や、日本の礼儀作法を教えています。
「訓練生が、私が指導した内容を応用している場面を見かけますと、非常に励みになります。」

 
多忙を極める彼女の仕事ですが、定期的に日本に戻り家族のもとを訪ね、新しいスキルへの探求も怠りません。
「酒ソムリエコースを受講しましたので、その知識をお客さまと共有できるのを楽しみにしております。」


彼女にとって、訓練生の指導やお客様の人生にも関わるおもてなしができるこの仕事は、非常に働きがいのあるものです。
これからも彼女は、シンガポール航空のフライトでお客様にお会いできることを心よりお待ちしています。


 
機内誌「シルバークリスマガジン」よ2018年6月号に掲出