ニュースリリース (2013年)
シンガポール航空 世界で最も先進的な機内エンターテイメントシステムを導入
プロダクト&サービス担当シニアバイスプレジデント、 タン・ピー・テック「我々はお客様の為に、機内エンターテインメントシステムの継続的な向上を検討しています。昨年我々はインターネットおよび携帯電話通信サービスを導入しました。今回の次世代クリスワールドでは、より進化したハードウェアにより、革新的、かつ鋭敏なユーザーインターフェイス、お客様の好みや流行に合わせた幅広いコンテンツがご提供できるようになります。」
2013年7月9日 - シンガポール航空(本社:シンガポール、CEO:ゴー・チュン・ポン)は、9月より、パナソニック アビオニクス コーポレーションの先進的な機内エンターテインメントおよびコミュニケーション(IFEC=in-flight entertainment and communications)システムを導入いたします。
これにより、シンガポール航空のお客様は今後導入されるボーイング777-300ER型機において、世界で最も先端的な機内エンターテインメントシステムである次世代の「クリスワールド」をご利用いただけます。
新しい「クリスワールド」は、パナソニック アビオニクス コーポレーションのハードウェア・プラットフォーム上に構築されており、9月より順次導入される、8機のボーイング777-300ER型機に搭載されます。
新しい「クリスワールド」は、2012年にパナソニック アビオニクス コーポレーションと締結された約4億米ドルに上る契約により、今後導入されるエアバスA350型機にも搭載が予定されています。その他の機内に搭載されている現行の「クリスワールド」も、今後この次世代システムに置き換えられる予定です。
今回の新しいシステムの導入について、シンガポール航空 プロダクト&サービス担当シニアバイスプレジデント タン・ピー・テックは、「我々はお客様の為に、機内エンターテインメントシステムの継続的な向上を検討しています。昨年我々はインターネットおよび携帯電話通信サービスを導入しました。今回の次世代クリスワールドでは、より進化したハードウェアにより、革新的、かつ鋭敏なユーザーインターフェイス、お客様の好みや流行に合わせた幅広いコンテンツがご提供できるようになります。」と述べています。
シンガポール航空は昨年、パナソニック アビオニクス コーポレーションの次世代eX3*システムの、A350型機搭載に関する第一号顧客になること、また同社のB777-300ER型機に関しても初搭載顧客となることで合意しました。シンガポール航空はまた、パナソニック アビオニクス コーポレーションのグローバルコミュニケーションズスイート(Global Communications Suite)に関してもA350型機への初搭載顧客となり、お客様の電子機器、およびシート背部へのブロードバンド・インターネットアクセスや携帯電話サービスを導入する予定です。
*パナソニック アビオニクス コーポレーションの最先鋭コミュニケーション(IFEC=In-Flight Entertainment and Communications)システム
新しい「クリスワールド」機内システムの特徴としては、全クラスの座席において、より大きなLCDスクリーンと、ビデオ・タッチスクリーン・タイプのハンドセットが採用されていることです。LCDスクリーンは、ファーストクラスで23から24インチ、ビジネスクラスで15.4から18インチ、エコノミークラスで10.6から11.1インチに拡大されました。また、エコノミークラスのお客様でも、1,000以上にも及ぶオンデマンドエンタテーメントオプションから、タッチスクリーン・モニターをスクロールすることでお好みの番組をお楽しみいただけます。
著名なデザイン会社、マッシブ・インタラクティブ(Massive Interactive)との協業により、シンガポール航空は革新的な新しい「クリスワールド」のユーザーインターフェイスの基幹デザインに、ビデオ・タッチスクリーン・タイプのハンドセットの機能をシームレスに統合することにより、あらゆるメニューやプログラムの操作を使いやすくしました。
お客様は、選択可能なエンターテインメントから、複数を選択することも可能です。例えば、映画を見ている際に、同時進行で最新のニュースヘッドラインをハンドセットで聞くことや、旅客機の航路を確認することができます。一方で、ハンドセットをタッチスクリーンのトラックパッドとして用い、「クリスワールド」を操作することもできます。
また、ハンドセット上で指をスライドさせることにより、エンターテインメントのプレイリストが表示される“Quick Search”も導入されます。
その他、お客様の利便性を考慮し、いくつもの配慮の利いた機能が搭載されています。例えば、「クリスワールド」のダッシュボード上の“通知センター”では、フライトに関する関連情報が表示され、機内アナウンスを削減することで、映画を途切れることなく楽しむことが可能となります。
また、新しい「クリスワールド」では、パーソナルな機能もお楽しみいただけます。お客様のお好みによる各プログラムの推奨機能があり、映画を評価したり、他のお客様がどのように評価したのかを見ることもできます。
次世代「クリスワールド」は、シンガポール航空の機内インターネット接続サービスを補完しています。機内インターネット接続サービスの導入はすでに21機で完了しており、来年末までに全てのA380-800、およびB777-300ER型機への搭載が予定されています。
別表
「クリスワールド」の次世代システムの仕様
機能 |
ファーストクラス |
ビジネスクラス |
エコノミークラス |
IFE スクリーンサイズ |
61 センチ (24 インチ) |
46 センチ (18インチ) |
28センチ (11.1 インチ) |
タッチスクリーン・ハンドセット |
全てのクラス席で使用可能 |
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ポート |
HDMI, USB & eXポート |
HDMI, USB & eXポート |
USB & eXポート |
電源 |
全てのクラス席で使用可能 |
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ヘッドホン |
Bose(ボーズ社製)Quiet Comfort QC15 ノイズキャンセリング・ヘッドホン |
Phitek(フィテック社製) Supra Aura ノイズキャンセリング・ヘッドホン |
標準ヘッドホン |
エンターテインメント – (映画、TV、音楽、ラジオ) |
映画:230本以上、TV:340番組以上、ラジオ:22番組以上、 音楽:790CD以上 |
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ゲーム |
高性能3Dゲームを含む、80以上のインタラクティブ・ゲームに加え、人気のタッチ スクリーンタイプのゲームも使用可能 |
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アプリケーション |
新規アプリケーション:
(例えば、タージ・マハール上空を飛行中の情報など) |